データ用HDDをフォーマットせずに復旧すると、どうなるの?交換前と後で周辺機器のUSBケーブルの挿しこみ位置を変更しちゃった場合はどうなるの?外部USBのHDDを接続していた場合ドライブレターも変わっちゃいそうだけど、どうなるの?という疑問が解決しました。
本日は、「素朴な疑問 - Windows7「バックアップと復元」でSSD→SSD交換」についてです。
一応はじめまして。猫ITソリューションズ代表の齊藤です!
自分が書く記事はどっちかというと「やってみた」系の記事が多くなるかもしれないです。それゆえ写真も多くなるかもです。今後ともよろしくお願いします。
今回は、先日SSD64GB→SSD128GBと交換したのですが、そのときに解決した疑問・SSD→SSD交換手順について書いてみます。
Windows7「バックアップと復元」の疑問
Windows7マシンでSSDを使っているけど、容量不足になったから新しいSSDに交換する・・・というのはよくある話ですが、実際自分が交換するとなったら、
「なんか不安なんだよな~微妙に自分のPCと環境が違うし~」
とか思いません?(^^ゞ
自分が不安な理由をもう少し詳しく書くと、先の通りで、
- データ用HDDをフォーマットせずに復旧すると、どうなるの?
- 交換前と後で周辺機器のUSBケーブルの挿しこみ位置を変更しちゃった場合はどうなるの?
- 外部USBのHDDを接続していた場合ドライブレターも変わっちゃいそうだけど、どうなるの?
という感じです。
まぁこれらは、どこか技術系ブログやサイトでちゃんと調べれば分かる事なのですが、今回自分は面倒なので調べずにやってみました。で、せっかくなので結果報告してみます。あなたの役に立てれば幸いです。
齊藤のWindows7環境
こんなんです。
SSDを導入している環境では「よくある環境」だと思います。
ドライブレター | 記録メディア | 接続方法 | 用途 |
---|---|---|---|
C | SSD(64GB) |
内蔵SATA/3Gb ※1 |
システム(Windows7 Professional) |
D |
HDD(500GB) |
内蔵SATA/3Gb |
データ用 ※2 |
E | DVD-RW | 内蔵SATA | システム修復ディスク(CD-R) |
G | HDD(150GB) | 外付けUSB2.0 | Windows7「バックアップ」の保存先 |
SSD交換方法(時間がない人用)
時間がない・概要だけでおkという方はこちらをどうぞ。
それでも長いです。すいません。
-
以下の設定でWindows7バックアップを実行する。システム修復ディスクも作成する。終わったらPCの電源を落とす。
・バックアップの対象:自動選択(推奨)
・バックアップ先:外付けHDD
※内蔵データ用HDDはフォーマットしない。 -
SSDを交換。
※USBケーブルを取り外す必要があっても、作業前/作業後のUSBケーブル接続位置を考慮せず、適当に抜き差しして問題ない。 -
システム修復ディスクを使ってPCを起動。以下よりシステム回復の流れ。
「Microsoft IME」を選択して「次へ」。
↓
「以前に作成したシステムイメージを使用して、コンピューターを復元します」を選択して「次へ」。
↓
「利用可能なシステムイメージのうち最新のものを使用する(推奨)」を選択して「次へ」。
↓
「ディスクの除外」ボタンを押下し、ディスク一覧ウインドウを表示させ、内蔵データ用HDDをチェックする。チェックしたら「OK」ボタンを押下しウインドウを閉じる。
↓
「完了」。
-
システムダイアログ「復元されるすべてのディスクはフォーマットされ、システムイメージ内のレイアウトとデータによって置きかえられます。続行しますか?」が表示されるので、「はい」。
-
復元開始。終了すると自動的に再起動する。
SSD交換時に適当にUSBケーブルを抜き差しした場合、外部USB機器のドライバーのインストールが開始されるが外付けHDDなど外部メディアのドライブレターは変わらないので問題ない。
-
「マイコンピュータ」を開き、Cドライブ(SSD)が認識され容量が以前のままになっている事を確認する。
-
スタート → コントロールパネル → 管理ツール → コンピューターの管理 → 左ペインより「記憶域」 > 「ディスクの管理」を開く。
-
Cドライブを選択 → 右クリック → コンテキストメニューより「ボリュームの拡張」をクリック。
-
「ボリュームの拡張ウィザード」を開始する。以下よりウィザードの流れ。
「次へ」。
↓
「選択されたディスク」の未使用領域を確認して「次へ」。
↓
「完了」。
- 「ディスクの管理」を確認し、SSDが最大容量まで拡張されている事を確認。
SSD交換方法(画像付き説明)
ここからは実際の画面も使って説明します。
-
スタート → コントロールパネル → バックアップと復元 と進み、以下の設定でWindows7バックアップを実行します。「バックアップと復元」左ペインより「システム修復ディスクも作っておきます。
・バックアップの対象:自動選択(推奨)
・バックアップ先:外付けHDD
※内蔵データ用HDDはフォーマットしません。※バックアップと復元の操作方法はここでは割愛します。以下を参考に行ってください。
Windows 7のシステムのバックアップと復元 [Windowsの使い方] All About
-
「バックアップと復元」の操作が終わったら、PCの電源を落としSSDを交換します。今回自分が使用したSSDはImpresWatchで巷で大人気と紹介されていたAS510S3-120GM-Cですが、あまりの大人気ゆえか品切れでした。なので実際買ったのはUSB3.0ケースとAS510S3-120GM-CのセットAS510S3-120GM-NPです。プラス1000円でUSB3.0対応ケースが買えるなんてお得!と思いまして。
※交換時にUSBケーブルを取り外す必要があっても、交換前/後のUSBケーブル接続位置を合わせず適当に抜き差しして問題ありません。
-
SSDの交換が終わったら、システム修復ディスクを使ってPCを起動します。
-
いよいよ開始です。
システム回復オプション「キーボード入力方式を選択してください」は、「Microsoft IME」を選択して「次へ」ボタンを押下します。
ウェブで一発当てたいッスねえ 、、、(^^ゞ
-
システム回復オプション「以前に作成したシステムイメージを使用して、コンピューターを復元します」を選択して「次へ」ボタンを押下します。
-
コンピューターイメージの再適用「システムイメージバックアップの選択」は、「利用可能なシステムイメージのうち最新のものを使用する(推奨)」を選択して「次へ」ボタンを押下します。
-
コンピューターイメージの再適用「他の復元方法を選択してください」で、「ディスクの除外」ボタンを押下し、ディスク一覧ウインドウを表示させ、内蔵データ用HDDをチェックします。チェックしたら「OK」ボタンを押下しウインドウを閉じます。
この選択をしないと、例えバックアップを取っていてもデータ用HDDにユーザーファイル以外のファイルを置いている場合は消去されてしまいますので、必ず選択してください。
-
コンピューターイメージの再適用「コンピューターは、以下のシステムイメージから復元されます」で、「完了」ボタンを押下します。
-
システムダイアログ「復元されるすべてのディスクはフォーマットされ、システムイメージ内のレイアウトとデータによって置きかえられます。続行しますか?」が表示されるので、「はい」ボタンを押下します。
-
復元が開始されます。
-
終了すると自動的に再起動します。
ダーウィンが来た!はNHK総合で毎週日曜日19:30より放映中の、自分も広報である三毛猫メイも大好きな動物番組です。
-
SSD交換時に適当にUSBケーブルを抜き差しした場合は外部USB機器のドライバーのインストールが開始されますが、外付けHDDなど外部メディアのドライブレターは変わらないので問題ないです。
-
「マイコンピュータ」を開くとCドライブ(SSD)は認識されていますが、容量が以前のままになっていますので、次より最大容量を認識させる作業「ボリュームの拡張ウィザード」を行います。
-
スタート → コントロールパネル → 管理ツール → コンピューターの管理 と操作し、左ペインより「記憶域」 > 「ディスクの管理」を開きます。
-
Cドライブを選択 → 右クリック → コンテキストメニューより「ボリュームの拡張」をクリックし、「ボリュームの拡張ウィザード」を開始します。
ボリュームの拡張ウィザード「ボリュームの拡張ウィザードの開始」で、「次へ」ボタンを押下します。
-
ボリュームの拡張ウィザード「ディスクの選択」で、「選択されたディスク」の未使用領域を確認したら「次へ」ボタンを押下します。
-
ボリュームの拡張ウィザード「ボリュームの拡張ウィザードの完了」で結果が表示されるので、「完了」ボタンを押下します。
-
「ディスクの管理」を確認してみてください。
SSDが最大容量まで拡張されているのが確認できます。
-
「マイコンピュータ」も確認してみましょう。
Cドライブ(SSD)の容量が最大になっている事が確認できます。
-
最後にWindows7ライセンスの状態を確認してみましょう。
ちゃんと認証が維持出来ている事が確認できます。
これでWindows7「バックアップと復元」による、SSD→SSD交換作業は完了です。
ここからは齊藤の環境における、「もうちょっと確認」作業です。
デスクトップからユーザーフォルダを開くアイコン「xaitoh」をクリックしてみます。マイピクチャとかマイビデオがちゃんと見えました。
SyncToy (x64) も試してみます。
SyncToyはMicrosoft謹製の同期アプリケーションです。
詳しくはこちらをどうぞ。
窓の杜 - 【REVIEW】ウィザード形式で設定できるMicrosoft製のフォルダ同期ソフト「SyncToy」v2.1
で、齊藤の環境では、
・HDD (Dドライブ)
↑↓
・microSDカード (Jドライブ)
・USBメモリ (ドライブM)
と同期設定をしていました。
もしUSBケーブルを適当に付け直したせいでドライブレターが変更されていたら、SyncToyはことごとくエラーを吐くことになるのですが、、、
Completed!問題ありませんでした。
以上で齊藤の環境の確認も完了です。
Windows7「バックアップと復元」はかなりアタマが良いです。
疑問の結論
-
データ用HDDをフォーマットせずに復旧すると、どうなるの?
→ 回復オプションでフォーマットするHDDを選択できるので、問題ない。
-
交換前と後で周辺機器のUSBケーブルの挿しこみ位置を変更しちゃった場合はどうなるの?
→ ちゃんと以前の状態を復旧して、必要な場合はドライバーも自動で充てるので、問題ない。
-
外部USBのHDDを接続していた場合ドライブレターも変わっちゃいそうだけど、どうなるの?
→ ドライブレターもちゃんと復旧して変更されないので、問題ない。
胸のつかえがおりました。
適当に試した割にトラブルもなく、疑問も解決して、この記事も書けて、今回は運が良かったです。
同じような悩みを持っていたあなたも、これで何の憂いもなくSSDやHDDの買い替え交換が出来ますね!もしあなたがシステムドライブのSSD換装によるWindows7スピードアップを未体験でしたら、絶対やってみてください!
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