一般的なファイルベース、パフォーマンスを考えてのLVMベース両方の説明になります。 本日は、「Xen(Domain-U)のインストール」についてです。
こんにちは。猫ITソリューションズ広報の齊藤メイ(♀)です。 本日は、「Xen(Domain-U)のインストール」についてです。一般的なファイルベース、パフォーマンスを考えてのLVMベース両方の説明になります。 それ以外の基本を知りたい方はこの本で事足ります。Domain-U、ゲストOSとホストOSの概念図などわかりやすいのでオススメの書籍です。
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※インストール方式は、
上からパフォーマンスが良い順。ファイルベースが一般的だ。
- 物理ボリュームベース
- LVMベース
- ファイルベース
上からパフォーマンスが良い順。ファイルベースが一般的だ。
※総合的にはLVMベースが一番いい、らしい。
※バックアップの手間はLVM/ファイルベース共に同じくらいだけど、リストアの手間はLVMの方がLVを気にしたりする分手間がかかる「時もある」。
※拡張の手間は、、、LVMの方が楽かもしれない。
※LVMベースでインストールする場合は、ゲストOS用パーティション/pv(物理ボリューム)/bg(ボリュームグループ)/lv(論理ボリューム)が既に設定してあることが前提。
※猫ITソリューションズの環境における例になりますので、参考にする際はコピペせず、ホスト名などを置き換えてください。
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# virt-install --nographics 完全仮想化のゲストがいいですか? no 仮想マシンの名前は何ですか? ※マスターイメージの場合はdefault_LVM20GB_RAM512MB_SWAP2048MB buchineko どれだけのRAMを割り当てますか?(メガバイト単位で) ※マスターイメージを作る場合は512MBなど最低限レベルの容量にした方がいい 2048 what would you like to use as the disk? ※LVMへのインストールなら、/dev/VolGroup00/LogVol_buchineko /var/lib/xen/images/buchineko.img どのくらいの大きさのディスクに(xxxx)にしたいですか?(ギガバイト単位で) ※これはLVMへのインストールなら聞かれない 20 インストール場所は何ですか? ftp://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.2/os/x86_64/ |
これでインストールが始まる。
Japaneseを選択しても英語になるが、言語セットがJapaneseなので必ずJapaneseにすること。
DHCPでインストール
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Languate Unavailable OK CentOS OK Warning(xxxx erasing ALL DATA?) Yes Partitioning Type xvdaでOK Warning(xxxx /dev/xvda Are you sure you want to do this?) Yes Review Partition Layout Yes Partitioning swapを2048MBにするなど設定する。 終わったらOK Boot Loader Configuration Use GRUB Boot Loader でOK Boot Loader Configuration console=xvc0 でOK Boot Loader Configuration パスワードは指定しないのでOK Boot Loader Configuration デュアルブートはありえないのでOK Boot Loader Configuration Master Boot Record (MBR)でOK Configure Network Interface Yes Network Configuration for eth0 とりあえず全部そのままでOK IPv4 Configuration for eth0 DHCPでOK IPv6 Configuration for eth0 そのままでOK Hostname Configuration とりあえずそのままDHCPでOK Time Zone Selection Asia/Tokyoを選択してOK Root Password rootのパスワードを設定してOK ※マスターイメージを作る場合は捨てパスワードにしておいた方が、後で配布が容易。hogehogeとした。 Package selection Server - GUI を基本にカスタマイズすることにしたので「Customize software selection」をオンにしてOK Package Group Selection 以下チェックを入れたソフトウェア * Administration Tools * Base * Development Libraries * Development Tools * Editors * Emacs * GNOME Desktop Environment * Graphical Internet * Ruby * Server Configuration Tools * System Tools * Text-based Internet * X Window System あんまり抑えすぎると、system-config-network や yum や ftp が入らないことがあるので注意。 最低でも、 * Administration Tools * Base * Development Tools はいれておくべきだろう。 後で追加する場合は、groupinstallで。 # yum -y groupinstall "Development Tools" Installation to begin OK |
ダウンロード中は進行してるんだかしてないんだかわからんくらい時間かかる。(一応LANのランプでDLしてるのはわかる?) インストールはCUIでも進行状況が表示されるので大丈夫。 初期インストールソフトウェアは抑えるだけ抑えた方が良さそうだ。
終わったら Reboot する。 Reboot後に Setup Agent が起動するが、Exit でOK。
動作確認する。
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CentOS release 5 (Final) Kernel 2.6.18-8.el5xen on an i686 rootユーザでログイン rootパスワード応答 centosU.centossrv.com login: Password: ネットワーク疎通確認 [root@centosU ~]# ping -c 4 www.linux.or.jp PING mizuho.linux.or.jp (210.171.226.47) 56(84) bytes of data. 64 bytes from mizuho.linux.or.jp (210.171.226.47): icmp_seq=1 ttl=58 time=13.3 ms 64 bytes from mizuho.linux.or.jp (210.171.226.47): icmp_seq=2 ttl=58 time=13.8 ms 64 bytes from mizuho.linux.or.jp (210.171.226.47): icmp_seq=3 ttl=58 time=13.8 ms 64 bytes from mizuho.linux.or.jp (210.171.226.47): icmp_seq=4 ttl=58 time=13.4 ms ドメインUコンソールから切断 CTRL+]キー押下 ドメイン0に戻った [root@centos ~]# ドメイン確認 [root@centos ~]# xm list Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s) Domain-0 0 365 1 r----- 3044.4 CentOS5 6 127 1 -b---- 33.4 ドメインUコンソールへ接続 [root@centos ~]# xm console CentOS5 空ENTER ドメインUに接続した [root@centosU ~]# ドメインU停止 [root@centosU ~]# halt またはドメイン0からXenのコマンドで停止 [root@centos ~]# xm shutdown CentOS5 |
ドメインU自動起動設定
自動起動設定ファイル格納ディレクトリへリンク作成
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# ln -s /etc/xen/buchineko /etc/xen/auto/buchineko |
全てのドメイン0/Uが設定できたら、クライアントマシンのhostsをいじってドメイン名でアクセスできるようにしておいた方がいいだろう。