![LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その4[動作確認]](https://www.neko-it.com/wordpress/wp-content/uploads/2015/07/1d305e541c2ea0fa3c5044e3d0de67f9.jpg)
「waku2とらふぃっくすHAクラスタ化プロジェクト」のひとつです。 本日は、「LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その4[動作確認]」についてです。
こんにちは。猫ITソリューションズ広報の齊藤メイ（♀）です。 本日は、「LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その3[httpの負荷分散]」についてです。関連記事：
- LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その1[基本インストール・heartbeatの設定]
- LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その2[ldirectordの設定]
- LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その3[httpの負荷分散]
- LVS + heartbeat2(v1モード) + ldirectord(apache連携)による負荷分散＆冗長化その4[動作確認]
貴重な情報ありがとうございます。深く感謝の意を表します。
参考サイト：
- CentOS5.0とLVS(Linux Virtual Server)でWeb負荷分散装置を作る - sous le grand arbre
- LVSで構築するgatewaying型負荷分散システム：企業IT部門の変革を支援するエンタープライズ実践情報サイト EnterpriseZine
ここでの構成は以下の通りとなります。（xenが前提です。洒落のつもりはないです）
- (Domain-0)mikeneko.waku2traffics.com LVS(ipvsadm)/heartbeat
- (Domain-0)toraneko.waku2traffics.com LVS(ipvsadm)/heartbeat
- (Domain-U)sabineko.waku2traffics.com apache
- (Domain-U)kuroneko.waku2traffics.com apache
- (eth0)192.168.1.20/(eth1)10.0.0.20 mikeneko.waku2traffics.com
- (eth0)192.168.1.21/(eth1)10.0.0.21 buchineko.waku2traffics.com
- (eth0)192.168.1.22/(eth1)10.0.0.22 sabineko.waku2traffics.com
- (eth0)192.168.1.30/(eth1)10.0.0.30 toraneko.waku2traffics.com
- (eth0)192.168.1.31/(eth1)10.0.0.31 shironeko.waku2traffics.com
- (eth0)192.168.1.32/(eth1)10.0.0.32 kuroneko.waku2traffics.com
OS:CentOS5.2 x86_64版
なお、構成についてですが、正直こんな文字だけでは分からないと思います。 申し訳ありませんが図は用意できませんのでご了承願います。構成を自分なりの図にすることをオススメしますが、さっぱりわからないと思いますので、この本を参考に作る事を強くオススメします。
【中古】 Linuxアドバンストネットワークサーバ構築ガイド HAサーバ構築編／デージーネット(著者)
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デージーネット(著者)販売会社/発売会社：秀和システム/秀和システム発売年月日：2005/12/05JAN：9784798011899
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各アプリケーションのなんとなくの仕様の理解、上記構成をなんとなく図解できる程の把握、Xenでの仮想化完了が前提となります。また基本的にはLinuxアドバンストネットワークサーバ構築ガイド HAサーバ構築編
以下の記事も合わせてお読みください。
Xen（Domain-0）のインストール
Xen（Domain-U）のインストール
Xenマスターイメージ作成
Xen（Domain-U）の複製（LVMベース）
Xen（Domain-U）で複数のネットワークインターフェイスを使う
動作確認
参考サイト：LVSで構築するgatewaying型負荷分散システム：企業IT部門の変革を支援するエンタープライズ実践情報サイト EnterpriseZine
バージョン１系互換動作モードの設定と動作確認
稼動系サーバー（mikeneko）でIPアドレスを確認
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# ifconfig eth0:0 eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:14:5E:5C:1E:A8 inet addr:192.168.1.90 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 |
稼動系サーバー（mikeneko）で動作状況を確認。
(1)が実サーバのサービス用のアドレスになっていることを確認する。
(2)(3)で実サーバの設定を確認する。
masqueradingの設定ではForwardの欄が「Masq」であったのに対して、このgatewaying設定では「Route」と表示される。 実サーバへ正常にアクセスできない場合にはWeightの欄が0になるので、Weightの欄が1になっていることを確認する。 ldirectord（/etc/ha.d/ldirectord.cf）の設定が間違っている場合には、正しく情報が出力されない。
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# /sbin/ipvsadm -Ln IP Virtual Server version 1.2.1 (size=4096) Prot LocalAddress:Port Scheduler Flags -> RemoteAddress:Port Forward Weight ActiveConn InActConn TCP 192.168.1.90:80 wlc (1) -> 192.168.1.22:80 Route 1 0 0 (2) -> 192.168.1.32:80 Route 1 0 0 (3) |
実際に仮想アドレス（192.168.1.90）にアクセスして、負荷分散していることを確認する。
http://192.168.1.90/
ついでにphpの動作も確認する。
http://192.168.1.90/phpinfo.php
負荷分散の状況を確認
ipvsadmの出力では、現在アクティブなセッションの数（ActiveConn）と、 接続が完了してから一定時間内のセッションの数（InActConn）が表示される。 この数値を確認することで、負荷分散の様子を観察することができる。
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# /sbin/ipvsadm -Ln IP Virtual Server version 1.2.1 (size=4096) Prot LocalAddress:Port Scheduler Flags -> RemoteAddress:Port Forward Weight ActiveConn InActConn TCP 192.168.1.90:80 wlc -> 192.168.1.22:80 Route 1 0 2 ←今アクセスしたので増えている -> 192.168.1.32:80 Route 1 0 1 |
フェイルオーバーの確認
稼動系サーバー（mikeneko）の heartbeatサービスを停止させます。
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# /etc/init.d/heartbeat stop Stopping High-Availability services: |
正しく設定されていれば、仮想IPアドレスとサービスが待機系サーバー（toraneko）に引き継がれているはず。 待機系サーバー（toraneko）の仮想IPアドレスの確認
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# ifconfig -a eth0:0 eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:14:5E:5C:1C:4F inet addr:192.168.1.90 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 |
実際に仮想アドレス（192.168.1.90）にアクセスして、フェイルオーバーしていることを確認する。
http://192.168.1.90/
フェイルバックの確認
強制的にフェイルバックを発生させるため、稼動系サーバー（mikeneko）で heartbeat サービスを起動します。
※どうも重み付けのためか表示上はうまくいっていない感じだけど、ブラウザでのアクセスではOKっぽい。要再検証。
（ちゃんとReal server 1 / 2 と切り替わる）
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# /etc/init.d/heartbeat start Starting High-Availability services: 2009/01/27_02:00:20 INFO: Resource is stopped [ OK ] |
稼動系サーバの仮想IPアドレスの確認
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# ifconfig -a eth0:0 eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:14:5E:5C:1C:4F inet addr:192.168.1.90 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 |
実際に仮想アドレス（192.168.1.90）にアクセスして、フェイルバックしていることを確認する。
http://192.168.1.90/
これでLVSサーバー(稼動系：mikeneko/待機系：toraneko）の冗長化と、http（sabineko/kuroneko）の負荷分散はOKとなる。
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