毛づくろいで猫が飲み込んだ毛は消化されません。 と、なると体外に出る事になる訳ですが、今日はその過程、猫体内メカニズムを解説します。 本日は、「猫の飲んだ毛体内メカニズム」についてです。
こんにちは。猫ITソリューションズ広報の齊藤メイ(♀)です。
本日は、「猫の飲んだ毛体内メカニズム」についてです。
冒頭で申しました通り、猫が飲んだ毛は消化されません。 その毛は体外へ排出される訳ですが、大きく分けて2通りの排出方法があります。
1、口から吐き出す
2、糞と共に排泄
しかし、猫によっては全く吐かない猫も存在します。 そういった猫はおそらく糞と共に排泄していると思われますが、それだけ消化器官の中で毛が流れやすい体型・体質をしているようですね。うらやましい限りです。ちなみに私は両方、どちらかというと口です。 口から吐き出す場合・糞と共に排泄する場合の毛の流れは以下の通りです。
↑おう吐の流れ
↓排泄の流れ
口
↓↑
食道
↓↑
胃★
↓
小腸
↓
大腸☆
↓
肛門
★のある胃を通過するかが吐くか排泄かのターニングポイントです。 胃の中の毛を異物と判断しネコ脳が吐く選択を促すと、口からおう吐となります。
この判断は毛の量や胃の状態により異なります。 ☆の大腸はここまでくれば後は排泄するだけとなりますが、 もしこの大腸まで毛が流れつかなければ、入り組んだ小腸などに毛がたまっているかもしれません。 それが命に関わる事は稀ですが、胃毛球症(いもうきゅうしょう)という病気に発展する場合もあります。
何はともあれ、抜け毛が良い影響を与える事はないので、 飼い主様には定期的なブラッシングを心がけていただきたいです。